家のリフォームでできること

居心地を大切にしたいキッチン

居心地を大切にしたいキッチン

以前は、キッチンはなるべく人目に触れないように、
家の中でも北側の暗い位置にレイアウトされていることが多かったのですが、
最近は、キッチンは家の主役として、
明るいところに配置されることが多くなっています。

 

ですから、キッチンは、
食堂や居間からキッチンが見えるかについての視点はよく考えられています。

 

しかし、キッチンの側から食堂や居間がどのように見えるかについては
後回しになっていることが多いのです。

 

食事の支度をするためにキッチンにいる時間は、
思ったよりも長いですから、
キッチンの中から食堂や居間がどのように見えるかについて考え、
キッチンの居心地についても考える事が必要です。

キッチンのプランは3種類

キッチンのプランは、大きく分けると3種類あります。

 

どのパターンを選ぶかは、
ライフスタイルによって違います。

 

リフォームをするときには、これからどのように暮らして行きたいのか、
10年先も、そのプランで良いのかを考えて選んでいくことが必要です。

 

(1) オープン型キッチン

 

オープン型キッチンとは、いわゆるダイニングキッチンと呼ばれているタイプのことです。

 

キッチンと食堂が一室になっているもので、
食堂からキッチンは丸見えですが、
テーブルと流しが近く、家事が楽です。

 

ただし、食器や調理器具が外に出ていると、
散らかって汚らしく見えてしまうので、
収納をたくさんとる工夫をし、きちんと片付くようにすると良いでしょう。

 

また、オープン型キッチンでは「見せる」ということを意識し、
デザイン性の高いキッチンを選ぶという方法もあります。

 

(2) セミオープン型キッチン

 

セミオープン型キッチンは、キッチンと食堂を腰の高さの壁やカウンター、
吊り戸棚等で仕切った形です。

 

食堂に向かって流しを使う「対面型キッチン」も、
セミオープン型キッチンです。

 

食堂からキッチンがある程度隠すことができ、
食堂との一体感もあり、広々とした雰囲気になります。

 

家族で一緒にキッチンで料理をするような家庭には、
このセミオープン型キッチンが向いています。

 

また、キッチンを使いながら食堂を見渡すことができるので、
小さなお子さんがいる家庭にもおススメです。

 

(3) クローズド型キッチン

 

クローズド型キッチンは、キッチンが完全に
一部屋として食堂から独立しているタイプです。

 

移動距離が少し長くなりますが、
少々散らかしても食堂から全く見えないというメリットがあります。

 

また、壁面を利用して、大きな収納庫を作ることもできますし、
キッチンとして色々な機能を高める場合は、
このクローズド型キッチンが適しています。

無駄な動きをしなくても良いキッチン

キッチンを考えるとき「動線」を考えることが必要です。

 

「動線」とは、ヒトの流れの道筋の事です。

 

家づくりを考えるときも、動線を良く考えなければ、
来客の多い家では家でリラックスしている家族と
お客様が鉢合わせしてしまうこともあります。

 

キッチンでは「三角形の動線」を考えることで、
毎日の家事がスムーズにできるようになります。

 

キッチンの三角形とは、
シンク・コンロ・冷蔵庫の位置のことです。

 

また、ゴミ箱、食器棚、洗濯機の位置も
とても重要な意味を持ちます。

 

普段、どのように家事を行なっているのかを
よく考えながら
スムーズで無駄のない動きができるように工夫しましょう。

 

・洗濯機

 

洗濯機の置き場は、
キッチンからつながっている場所にあったほうが
便利なことが多いです。

 

ですから、キッチンに洗濯機を置いたり、
洗面所とキッチンが隣り合わせで
直接行き来できるようなプランが人気です。

 

・ゴミ箱

 

ゴミ箱の位置は、キッチン内のシンクの側が便利です。

 

プランの計画を立てるとき、
ゴミ置き場を造り忘れてしまって、
引き出し等の前にゴミを置かざるを得なくなることもありますし、
遠い場所に置くことになってしまうこともあります。

 

ゴミ箱を置く位置もしっかり考えてプランを立てましょう。

キッチンセットの種類

キッチンセットには、大きく分けると、
「置き型キッチン」、「システムキッチン」、
「簡易型システムキッチン」、「フルオーダーキッチン」の4種類あります。

 

家事動線を考えながら、
スペースや予算を考慮し、使い勝手の良いキッチンプランを立てましょう。

 

(1) 置き型キッチン

 

置き型キッチンは、コンロ部、シンク部、調理部が分かれているタイプです。

 

最も値段が安く済むというメリットがありますが、
カウンターが一枚物ではないので、
継ぎ目が出てしまうこと、
扉やカウンターの種類が限られているというデメリットがあります。

 

(2) システムキッチン

 

システムキッチンは、引き出しやカウンター、箱などの
既製の部品を自分の好みに合わせて組み合わせるタイプのキッチンです。

 

使う人のさまざまな要望に応えることができるよう、
豊富な機能と材質があります。

 

簡易型システムキッチンに比べると、
値段が高くなります。

 

そろいの収納セットやダイニングテーブル等も用意されていますから、
トータルにコーディネイトできます。

 

(3) 簡易型システムキッチン

 

簡易型システムキッチンは、
使いやすいサイズや売れ筋の部材の組み合わせでつくられている既製品です。

 

システムキッチンよりも自由度は少なくなりますが、
値段が手ごろで人気です。

 

そろいの収納セットやダイニングテーブル等も用意されていますから、
トータルにコーディネイトできます。

 

(4) フルオーダーキッチン

 

フルオーダーキッチンは、プランに最も自由度があるタイプです。

 

既製品にないものを使って作り付け家具のように
自分が好きなようにキッチンを作ることができます。

 

ですから、既製品では対応しきれないデザインや材質で
作ることができます。

キッチンセットの選び方

・キッチンセットの値段

 

キッチンセットの値段は、20万円くらいのものから数百万円するものまでさまざまです。

 

組み込み設備機器やサイズ、
扉の材質や使われている金物、箱の材質、付属の設備機器によって
その値段は変ってきます。

 

また、商品代のほかにも、
メーカー品のキッチンセットは定価の15%ほどが組み立て設置費用として必要だったり、
既存のキッチンセットの解体処分のための費用、
電気工事や配管工事、大工工事や内装工事などの費用が別途必要になることがあります。

 

・キッチンセットの高さ

 

キッチンセットの高さは色々あります。

 

キッチンセットが高すぎると、フライパンなど
重い調理器具を持ち上げるのが大変ですし、
低いと包丁を使ったり茶碗を洗ったりするときに
前かがみになるので腰痛の原因になります。

 

ですから、キッチンの高さは、身長÷2+5cmほどが良いといわれています。

 

ショールームで、実際のキッチンの高さを確認して欲しいのですが、
そのとき、ヒールを履いていると高さ選びに失敗します。

 

また、ショールームでは、天井が高く広いので、
家に設置するとイメージが異なって見えます。

 

家に設置すると、思ったよりも大きかった、
吊り戸棚が思ったよりも低い位置に来るのでうっとおしいと思うこともあるでしょう。

 

・収納

 

キッチンに置くものとしては、調味料等の細かいものもたくさんあり、
収納場所の確保が大変だったりします。

 

小さなものを奥行きの深い収納庫に収納すると、
奥のほうのものが取り出しにくくなったり、
鉄板プレート等の大型のものを収納するときには
奥行きの広い収納庫が必要だったりするので、
キッチンの収納には工夫が必要です。

 

使用頻度と入れるものの重さによって、
収納に適当な高さは異なります。

 

収納スペースを作るときは、
キッチンにある全てのものを奥行きや重さによって
分類を行なってみると、収納計画が立てやすくなるでしょう。

 

キッチンは色々なサイズのものがたくさんありますから、
収納するものの大きさを考え、
奥行きを変えた収納をつくり、便利に使得るように工夫しましょう。

 

調味料などは奥行きが5cm、
小さなカップ類などは奥行きが15cmくらいあると良いので、
壁の厚みを利用した壁面埋め込み収納などの工夫をして、
収納場所を確保してみてはいかがでしょうか。

 

・床下収納庫

 

床下収納庫は、重いビン類などの収納に便利です。

 

ですが、湿気とカビに注意する事が必要ですし、
フタの上をいつも歩くような場所への設置は避けたほうが無難です。

 

・食器洗い機やオーブン

 

キッチンには、食器洗い機やオーブン等、便利な機器を組み込むことができます。

 

その際、食器洗い機に4〜5人分と明記してあっても、
それはカタログの写真のように食器をきれいに並べた場合です。

 

実際に使ってみると、色々な大きさの形の食器を使うので、
家族の人数よりも一回り大きなサイズのものを設置しないと、
全部洗い切れないということもあるので注意が必要です。